【2026年最新】リクルートの年収・給与を徹底解説!グレード別・年齢別の実態と同業他社比較

【2026年最新】リクルートの年収・給与を徹底解説!グレード別・年齢別の実態と同業他社比較

リクルートへの転職を検討するなら、「自分が入社したらいくらもらえるのか」は最も気になるポイントでしょう。

2025年3月期の有価証券報告書によると、リクルートホールディングス(HD)の平均年収は1,145万円(平均年齢40.5歳)。前年の1,119万円から26万円上昇し、過去最高額を更新しました。

ただしこの数値はHD(持株会社)のものであり、従業員はわずか116名です。実際に多くの転職者が入社する事業会社の株式会社リクルートとは異なる点に注意が必要です。事業会社の総合職(GE職)の実態としては、口コミサイトの平均年収は700万〜900万円程度になりますが、これは若手や契約社員(SE職・KS職)も含んだ数字です。総合職に限れば平均1,000万〜1,200万円程度と推定されており、30歳前後で年収1,000万円に届くのがリクルートの大きな特徴です。

本記事では、有価証券報告書の公式データに加え、口コミサイトや転職エージェント情報をもとに、リクルートの年収を「ミッショングレード別」「年齢別」「同業他社比較」の切り口で詳しく解説します。

本記事を監修する専門家
ワークプラス株式会社
代表取締役 笹原宇修
笹原宇修

ワークプラス株式会社 代表取締役。20〜30代の就職・転職支援に特化し、職業紹介・採用代行・人事コンサルティングを手掛ける。2018年に事業を開始し、2021年10月に法人化(有料職業紹介許可番号:27-ユ-303578)。企業の採用支援と求職者のキャリア支援の双方で伴走し、現場の実務に根ざした情報発信を行う。X:@sasahara_wp

目次

リクルートの平均年収推移|過去5年で約200万円上昇

HDの有報データ推移

まずはリクルートHDの平均年収推移を確認しましょう。

決算期平均年収平均年齢平均勤続年数
2025年3月期1,145万円40.5歳8.5年
2024年3月期1,119万円40.3歳7.9年
2023年3月期1,138万円39.5歳7.4年
2022年3月期997万円38.9歳8.3年
2021年3月期950万円38.7歳7.4年
※出典:リクルートHD 有価証券報告書(各年度)

5年間で約200万円の上昇です。特に2023年3月期に1,138万円へ一気に140万円以上ジャンプした背景には、Indeed・Glassdoorなどの海外事業の急成長と、国内のHRテクノロジー事業の好調があります。2025年3月期の連結売上高は3兆5,574億円(前年比+4.1%)、営業利益は4,905億円(同+21.9%)と過去最高益を達成しており、業績が年収に反映される構造が明確です。

HDと事業会社の年収差に注意

平均勤続年数が8.5年と短いのは、HD社員が少数精鋭の経営幹部・管理部門中心であるためです。転職者が実際に入社するのは事業会社の株式会社リクルートであり、HDの1,145万円をそのまま期待するのは正確ではありません。

ただし事業会社でも総合職(GE職)は高い年収水準を維持しており、実力次第でHD水準を超えることも十分可能です。

リクルートの年収構成|ミッショングレード制と成果主義

基本的な年収構成

リクルートの年収は以下の要素で構成されています。

年収 = 基本給 + グレード手当(固定残業代含む) + 賞与(年2回) + インセンティブ

最大の特徴はミッショングレード制です。年齢や勤続年数ではなく、半期ごとに与えられる「ミッション(役割・目標)」のレベルに応じてグレードが決まり、そのグレードに紐づいた年収テーブルが適用されます。グレードは半年に一度見直されるため、成果を出せば短期間での年収アップが可能です。逆に、評価が下がればグレードも下がる「Up or Down」の仕組みです。

固定残業代の仕組み

非管理職の月給には35時間分の固定残業代が「グレード手当」として含まれています。35時間を超えた分は別途追加支給されるため、サービス残業にはなりません。残業がゼロの月でもグレード手当は満額支給されるので、効率的に働くほど実質的な時給は高くなります。

賞与と評価制度

賞与は年2回(6月・12月)で、グレードごとに標準額が定められています。個人の評価によって加減される仕組みで、評価はE〜SSSSの11段階です。A評価以上を獲得すると賞与が大幅にアップし、高評価が続けばグレードの昇格にもつながります。

評価は半期に一度、定量目標(売上・KPI等)と定性目標(行動・プロセス等)の両面から行われます。直属のグループマネージャーが「グレードを上げる候補人材」としてグレード決定会議に推薦し、複数のマネージャーの承認を経てグレードが決まる仕組みです。

営業職のインセンティブ

営業職やRA(リクルーティングアドバイザー)、CA(キャリアアドバイザー)など顧客接点職には、目標達成に応じたインセンティブ制度があります。個人の売上達成だけでなく、チームの達成率も評価に反映される点が特徴です。ハイパフォーマーは年収に対して50万〜100万円程度の上乗せが期待できます。

【ミッショングレード別】リクルートの役職別年収テーブル

リクルートのミッショングレードはMG1〜MG12の12段階です。中途入社の場合は前職の経験・スキルに応じてグレードが決定されるため、自分がどのグレードに該当しそうかを把握しておくことが年収交渉のカギになります。

グレード役職イメージ年収レンジ
MG1〜MG2メンバー(若手)470万〜600万円
MG3〜MG4メンバー(中堅)600万〜800万円
MG5〜MG6チームリーダー / マネージャー800万〜1,100万円
MG7〜MG8グループマネージャー(GM)1,100万〜1,600万円
MG9〜MG11部長 / シニアマネージャー1,600万〜2,000万円
MG12エグゼクティブ / 事業部長クラス2,000万円〜

※口コミサイト・転職エージェント情報をもとに作成。個人の評価・部門により変動します。

昇進スピードの目安

新卒入社の場合、MG1からスタートし、標準的なペースだと7年目前後で年収1,000万円を超えるのが一般的です。ただし早い人では4年目でマネージャーに昇進し、MG5〜6相当で年収1,000万円超に到達するケースもあります。

GM(MG7〜8)への昇進が年収ジャンプの大きなポイントで、ここから管理職扱いとなり残業代が支給されなくなる一方、年収1,100万〜1,600万円のレンジに入ります。20代後半〜30代前半でGMに就く社員も珍しくなく、これがリクルートの「若くして稼げる」という評判の根拠です。

中途入社の年収目安

中途入社の場合、ボリュームゾーンは年収600万〜700万円(MG3〜4相当)です。前職での経験によってはMG5以上での採用もあり得ます。なお中途採用比率は82.2%(2024年度)と非常に高く、中途入社が主力の企業です。

【年齢別】リクルートの年収推移

リクルートはミッショングレード制のため年功序列色が薄く、同年齢でも年収差が大きいのが特徴です。あくまで平均的な目安として参考にしてください。

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年齢年収目安補足
25歳470万〜600万円MG1〜2。初任給32.6万円+グレード手当+賞与
28歳600万〜900万円MG3〜4。評価次第で同期との差が広がり始める
30歳800万〜1,200万円MG5〜6。GM昇進組は年収1,000万円を突破
33歳1,000万〜1,500万円MG6〜8。GM層のボリュームゾーン
35歳1,200万〜1,800万円MG7〜9。部長クラスも視野に
40歳1,500万〜2,000万円MG9〜11。シニアマネジメント層

※口コミサイト(OpenWork等)の情報をもとに作成。

年収カーブの最大の特徴は、20代後半〜30代前半での急上昇です。他の大手日系企業では30代後半〜40代で年収が伸びるのが一般的ですが、リクルートでは評価次第で20代のうちに年収1,000万円超に到達でき、35歳で1,500万円以上も現実的です。

一方で、MG5〜6から先のGM・部長への昇進は競争が激しく、全員が1,500万円以上に到達するわけではありません。リクルートの離職率は9.7%(2024年度)と一般的な大手企業より高めですが、これは「卒業文化」とも呼ばれるポジティブな転職・独立が多いことが背景にあります。

【同業他社比較】リクルートの年収は業界でどの水準?

リクルートの年収を同業の人材・IT大手と比較してみましょう。

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企業名平均年収平均年齢備考
リクルートHD1,145万円40.5歳持株会社(従業員116名)
JACリクルートメント789万円35.5歳ハイクラス転職特化
パーソルHD755万円43.2歳doda・テンプスタッフ運営
エン・ジャパン596万円31.8歳エン転職・エンゲージ運営
※出典:各社有価証券報告書(直近期)

リクルートHDの年収は人材業界で圧倒的にトップです。ただし前述のとおりHDは持株会社であるため単純比較には注意が必要です。それでも事業会社のリクルートにおいても、総合職の実態年収は人材業界ではトップ水準であり、外資系コンサルや大手商社に匹敵する年収帯を目指せるのがリクルートの強みです。

なぜリクルートの年収は高いのか

リクルートの年収が高い背景には、事業の高い利益率があります。Indeed・Glassdoorを中心としたHRテクノロジー事業は利益率が高く、国内の販促領域(SUUMO、じゃらん、ホットペッパーなど)もプラットフォーム型で高収益です。連結売上高3.5兆円・営業利益4,905億円という規模と収益力が、社員への高い還元を可能にしています。

また、住宅手当や社員寮を持たない代わりに基本給を高く設定するという給与思想も特徴です。福利厚生を手厚くするよりも「現金で還元し、使い道は個人に委ねる」というリクルートらしい合理的な発想がベースにあります。

リクルートの福利厚生・手当

独自の休暇制度

リクルートの福利厚生は、現金給与への還元を重視しつつも、休暇制度に独自の手厚さがあります。

アニバーサリー休暇は、年1回取得できる連続4日間の特別休暇で、取得時に5万円の手当が支給されます。STEP休暇は勤続3年ごとに取得できる長期休暇で、最大14〜28日間の連続休暇が可能です。これらの休暇制度は口コミでの評価も非常に高く、「実際に取得しやすい文化がある」という声が多数見られます。

働き方と残業

平均残業時間は公式データで月26.6時間、有給休暇取得率は54.3%です。フレックスタイム制・リモートワーク・時差出勤が広く導入されており、裁量を持って働ける環境です。ただし営業・コンサル系の職種では繁忙期に残業が増える傾向があり、口コミサイトでは月39時間程度という声もあります。

キャリア支援と退職金

キャリア支援では、社内公募制度(ジョブチャレンジ)、職種転換制度、副業の解禁、社内起業支援制度など、成長意欲の高い人材に対する機会提供が充実しています。

退職金は、かつては年収1年分相当の「フロンティア制度」がありましたが現在は廃止されており、2021年以降の入社者は3年半以上在籍で100万円が上限です。確定拠出年金、社員持株会(奨励金あり)なども整備されています。

まとめ:リクルートHDの平均年収は1,145万円

リクルートHDの平均年収は1,145万円
■撮影用に作成したオリジナルの通帳を使用しています。

リクルートの年収・給与のポイントを整理します。

  • リクルートHDの平均年収は1,145万円(2025年3月期)。事業会社の総合職は推定1,000万〜1,200万円
  • ミッショングレード制で年功序列なし。半年ごとにグレードが見直され、成果次第で短期間の年収アップが可能
  • MG1〜MG4(470万〜800万円)→ MG5〜MG8(800万〜1,600万円)→ MG9〜MG12(1,600万〜2,000万円超)が年収レンジ
  • 標準的には7年目で年収1,000万円。最速4年目で到達するケースも
  • 評価はE〜SSSSの11段階。賞与・昇給の両方に直結する完全成果主義
  • 中途入社のボリュームゾーンは600万〜700万円。中途採用比率82.2%で中途が主力
  • 住宅手当なしの代わりに基本給が高い設計。アニバーサリー休暇(5万円支給)やSTEP休暇など独自の休暇制度が充実
  • 離職率9.7%は「卒業文化」の表れ。転職・独立志向の高い人材が集まる環境

※本記事は2025年3月期の有価証券報告書および各種口コミサイトの公開情報をもとに作成しています。年収は個人の評価・部門・雇用形態等により異なります。なお、有報の数値はリクルートHD(持株会社)のものであり、事業会社の株式会社リクルートとは異なります。最新情報は公式サイトやエージェント経由でご確認ください。

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